USCPA(米国公認会計士)の取得を検討される方は、受験に際していくらかかるのか悩ましいのではないでしょうか。
ご認識の通り、USCPAを取得するには時間もお金も一定程度かかります。
少なくとも100万円以上の費用と勉強時間(1~2年)を要しますので、資格の費用対効果を考えたうえで受験するのがいいでしょう。
今回は、私がUSCPA取得までにかかった費用をまとめました。2021年当時の情報で、為替が円高(115円/ドル)の時期で、現在は為替影響により高額となりますのでご留意ください。

この記事はこんな方にオススメです。
- USCPAの受験を検討している方
- USCPA取得までにいくら費用がかかるのか知りたい方
USCPA受験の総額:113万円
USCPA受験からライセンス取得まで、総額113万円かかりました。
予備校費用と受験料、特に日本で受験するための手数料が太宗を占めています。
なお、下記には記載していませんが、会社から資格取得補助として受験料分の補填(合格した4回分)がありましたので、実際はおよそ80万円が自身の持ち出し金額でした。
表:USCPA取得の金額内訳(為替115円/ドルで算定)

諸注意
以降は、USCPA取得にかかった費用の内訳の詳細を記載していきます。
なお、私がライセンス取得をしたのは2021年ですので、現在とはアビタス受講料や受験料が異なります。特に為替は大きく差があり、当時は115円/ドルほどで推移しており、現在の150円/ドルとは乖離していますのでご注意ください。
なお、私の受験内容は下記です。アビタスでの単位取得が不要な場合や、出願先が異なる場合、CPE(継続教育)が必要なライセンスを取得した場合は、金額が変動します。
- 予備校:アビタスを利用。18科目の単位取得を含めたフルパックプランを受講。
- 受験科目:FAR、BEC、AUD、REGの4科目。現在はFAR、AUD、REGと選択科目(BAR、ISC、TCP)に変更されている。
- 出願先:グアム州で受験。AUD、BECを1回ずつ不合格しており、科目合計で6回受験。
- ライセンス:会計・監査の実務経験なしでも取得できるInactive licenseを取得。
USCPA費用① 成績評価

成績評価とは、USCPA受験を出願する際に、出願州の学歴条件を満たしているかを確認するための費用です。出願州や出身大学(国)によって費用が異なります。日本の大学出身で、グアム州に出願する際は$190かかります。
なお、成績評価に際しては、出身大学から英文の卒業証明書・成績証明書を取得するため手数料がかかります。また、当時は郵送で送る必要があったため、EMS(国際スピード郵便)の代金がかかりました。現在ではメールでの送付も可能な要です。
USCPA費用② 予備校(アビタス)

予備校はアビタスに通いました。受講料金は、入学金+受講料+割引適用となります。
入学金
10,800円かかりますが、当時はアビタスのUSCPA説明会に参加のうえ、一定期間内に受講申し込みすると免除されました。私は説明会に参加したものの、数カ月後に受験を決めたため入学金がかかりました。
受講料
受講料+単位取得費で構成されます。経済や会計に関する学部出身の場合で、追加の単位取得が不要な場合は、10~20万円ほど下がります。私は理系出身ですべての単位取得が必要だったため、フルパック(単位試験18科目分)を申し込みました。
なお、現在の受講料はフルパック842,600円とのことで、私が受講した頃よりも10万円ほど値上がりしています…。
キャンペーン割引
私が申し込みをした当時は、季節割引▲2万円が適用されました。現在もその時々でキャンペーン割引を適用しているようです。
USCPA費用③ 受験料

USCPAは、受験料が本当に高いです…。受験料は、出願手数料+受験料+会場手数料で構成されます。1科目ごとに7~8万円かかります。私は2回不合格になっていますので、余分にコストがかかっています。当時は何とも思わなかったのですが、振り返ってみると本当にお金がかかる資格ですね…。
出願手数料
NASBAへの手数料です。初回出願、再出願、出願州によって金額が異なります。
受験料
1科目受験するたびに係る受験料です。科目によって金額が異なります。
会場手数料
米国ではなく日本国内で受験するための手数料です。これが本当に高い…。受験料よりも100ドル以上かかります。日本国内の受験会場は、東京都か大阪府の二択です。
USCPA費用④ ライセンス取得

私はグアム州のInactive licenseを取得しています。初回の申請料が$225、更新料が$100/年かかります。取得した当時は会計実務経験がなかったため、取得可能なライセンスはInactive licenseのみでした。
(参考)
グアム州のライセンスは、以下の3種類に分かれています。
- Active license (Asset):監査レポートにサインが可能なライセンス。1,000時間の監査実務経験が必要。毎年の更新料と、3年間で120CPEの継続教育が義務付けられる。
- Active license (Non-Asset):監査レポートにサインはできないライセンス。監査実務経験は不要で、会計の実務経験があれば取得可能。取得すればUSCPAと名乗ることができる。毎年の更新料が必要だが、継続教育は不要。
- Inactive license:実務経験なしでも取得可能。USCPAを表記する際は、USCPA (Inactive)という表記が必要。
USCPA費用⑤ 給付金

教育訓練給付金とは、厚生労働省が指定する教育訓練を終了した際に、受講費用の一部(受講料の20%:最大10万円)が支給される制度です。
アビタスの入学金およびUSCPA受講料は、教育訓練給付金の対象となります。ただし、単位認定試験料は対象外となります。
アビタスの受講生サイト上で所定の「添削問題」に合格すると、アビタスから「教育訓練終了証明書」が発行されます。これらおよび必要書類をもって、住所地のハローワークで手続きをすると給付を受けられます。
10万円が給付されるのは、非常にありがたいものでした。
最後に
今回はUSCPA受験にかかった費用をまとめました。
振り返ってみると、本当にお金がかかる資格でした…。受験当時はコロナの影響で、飲み代も旅行代もかかっていなかった分、資格代金に補填できていたため、あまり金額感を気にしていませんでした。私のスペックで今受けなおすと、130万円くらいはかかると思います。
なお、上記の金額以外にも、カフェでの勉強代金や、アビタス自習室(新宿校、八重洲校(廃校))への交通費も掛かっていますので、体感で+5万円くらいですかね。
資格取得を踏まえたキャリアプランで、この資格代金がペイできるかはよく考えたうえで受講した方がいいです。私の場合は無事にペイできました。



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