USCPAの受験を決めた方は、どれだけ勉強すれば合格できるのか気になるでしょう。
予備校の広告では、1,000~1,200時間ほどで合格可能と言われていますが、実際のところはどうなのでしょうか?
私は理系出身の営業マンで、会計知識が全くなかったところから勉強しましたが、全科目合格までに1,471時間を費やしました。
すでに会計知識が一定程度ある方や、短期集中で勉強時間を確保できる方であればより短い時間で合格できるとは思いますが、知識なし、実務経験なしの場合では、上記くらい時間がかかります。
今回は私が全科目合格するまでの勉強時間の詳細を紹介します。

この記事はこんな方にオススメです。
- USCPA全科目合格まで実際にどれくらい勉強をするのか知りたい方
- 特に、会計知識や経理の実務経験がない方
勉強開始時のスペック
USCPAの勉強会時のスペックは下記となります。
- 理系出身で経済や財務会計の知識はなし(※経済に関しては、入社後に一般的な知識は習得)
- TOEICは850点、会話は旅行で困らない程度、読み書きはある程度可能
USCPA受験に際しては会計知識が不足していると感じ、まずは基礎的な会計知識の習得からスタートしました。
基礎的な会計知識を広く浅く理解するには、簿記2級を取得するのが早いと考え、簿記から着手しました。すぐにUSCPAの勉強には着手しない形としましたが、簿記の知識はそのままFARに生きてきましたので、簿記から勉強を始めるのは個人的には良かったです。
簿記2級の勉強時間(101時間)
簿記2級の取得に際しては、簿記3級の知識を持っていることが前提となるため、まずは3級から勉強を始めました。簿記3級の内容はとても簡単で、難しい論点もなくすらすらと理解できました。
一方で簿記2級は税効果会計や連結会計の分野で理解に苦しむ部分もありましたが、過去問を何度も解くなどして理解を深めるようにしました。
ちなみに、簿記3級、2級ともに市販のTAC出版のテキストで勉強しました。
なお、勉強を実際の試験については、3級は受けずに2級のみを受験しています。
私が簿記2級を受験した当時は、まだネットでの試験はなく統一試験のみでした。受験したのは第151回試験ですが、連結精算表の問題がありえないほど難しく、当時のX(Twitter)でも予備校講師が問題に苦言を呈していたことを覚えています。合格率が12.7%と低い水準でしたが、なんとか70点ギリギリで合格できました。
以上の簿記2級取得までにかかった勉強時間は、合計101時間(簿記3級 23.5時間、簿記2級 77.5時間)です。
USCPAはアビタスで勉強
簿記2級を取得した後、満を持してUSCPAの勉強を開始しました。
USCPA受験に際しては予備校のアビタスに通いました。
私は理系出身であり、USCPAの受験要件である経済・会計科目の単位が不足していました。アビタスではオンラインで、提携校(カリフォルニア州立大学イーストベイ校)の単位を得ることができ、サポートも充実していたためアビタスを選択した次第です。
受験当時は、FAR、BEC、AUD、REGの4科目が受験科目でした。(現在は、必須科目のFAR、AUD、REGと選択科目のBAR、ISC、TCPになっています。)
各科目の勉強は以下の順番で進めました。もっとも勉強範囲が広いFARから終わらせて、暗記科目であるREGを最後にする形です。恐らく最も一般的な科目順だと思います。
英文会計入門(単位取得) → FAR → BEC → AUD → REG
USCPAの勉強時間(1,471時間)
結論から記載すると、USCPAの総勉強時間は1,471時間です。
- 英文会計入門:25時間
- FAR:428時間(一発合格)
- BEC:397時間(2回目で合格)
- AUD:320時間(2回目で合格)
- REG:301時間(一発合格)
残念ながらBECとAUDについては、1回目は不合格となってしまいました。
BECの1回目受験では、Written Communication問題(英作文)の対策がほぼできていなかったことが原因でした。AUDの1回目受験は、仕事との兼ね合いで勉強時間を捻出できておらず、200時間ほどで受験したことが原因です。
1回でも不合格をとってしまうと、時間もお金も多分に使うことになるため、なるべく全科目1回で合格を目指した方がいいです。(当たり前ですが…。)
なぜ1,471時間も要したのか?
最も大きな理由は、短期間で集中して勉強時間を捻出できなかったことです。
USCPAの取得までに私は2年間を費やしました。
2年間=24カ月で1,471時間かかりましたので、1か月あたりの勉強時間は61時間です。勉強した内容は時間の経過に伴い忘れてしまいますので、勉強時間が短いと思い出す作業にも時間を要することとなります。もし1か月当たりの勉強時間を、100時間作れていたならば、1,200時間程度で合格できたのではないかと思います。
なお、2年間もかかってしまった理由としては、以下となります。
- コロナ影響で残業時間が倍増した
- BEC・AUDの試験に落ちてモチベーションが低下した時期があった
当初、1か月の勉強時間は80時間を目標としており、最初の6カ月ほどは目標時間を達成できていました。しかし残業時間の増加に伴い、勉強時間の捻出に苦慮して80時間の目標を達成できなくなり、また試験に落ちるとモチベーションが下がってしまい、40時間しか勉強しない月も出てしまうといった悪循環になりました。
しかし、勉強時間を可視化するようにしていたため、勉強時間がに少ない月が続くと、さすがにまずいのではないか…という気持ちになり、勉強時間を戻していくきっかけになりました。
そのため、勉強時間は可視化しておくことをお勧めします。ツールはどんなものでも大丈夫ですが、私はStudyplusというアプリで記録していました。
最後に
今回はUSCPA全科目合格までにかかった勉強時間をまとめました。
USCPAそのものの勉強は1,471時間ですが、簿記2級の取得も含めると合計1,572時間かかっています。
生活の大部分を勉強に費やしてきましたが、結果として営業から管理会計職へのキャリアチェンジにつなげることもでき、私はUSCPA取得を決断して良かったと感じています。
キャリアを変える一つの道具として十分に活用できますので、気になる方はぜひ取得してください。



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